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3Dマトリックス Research Memo(5):17年4月期以降、止血材の本格拡大による業績急拡大を目指す

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

■中期業績計画

スリー・ディー・マトリックス<7777>は業績発表と同時に新中期3ヶ年計画も発表している。最終年度となる2018年4月期には、事業収益9,851百万円、営業利益3,010百万円を目標として掲げている。2016年4月期~2017年4月期は、止血材の国内外における販売契約及び承認取得が遅れたことを主因に前回の中期計画値を下方修正しているが、前述したように欧州及びアジアにおいては臨床使用を行った医療施設で高い評価を受けて、既に製品販売が始まっていることから、製品のポテンシャルそのものに対する見方に変化はない。また、適用領域ごとにアクセサリーデバイスの開発も行っており、市場シェア拡大に向けた準備も着々と進んでいる。このため、2017年4月期以降は止血材の本格拡大により、業績が急拡大するものと予想される。なお、中期計画の為替前提レートは1USドル120円、1ユーロ130円を前提としている。2017年4月期以降の業績目標値の前提は以下の通りとなる。

(1) 2017年4月期業績

2017年4月期の事業収益の内訳をみると、止血材の製品販売で3,976百万円、契約一時金・マイルストーン収益で3,497百万円、その他パイプラインの契約一時金・マイルストーン収益で751百万円などを見込んでいる。

止血材の製品販売の約55%は欧州市場向けで占められ、このうち約半分は販売提携先への出荷分となる。残りの約45%はアジア及び南米、日本市場向けとなる。また、契約一時金・マイルストーン収益の内訳としては、アジアにおける販売契約締結で約300百万円を見込んでいるほか、米国における販売契約締結で約2,400百万円、日本においては2017年4月期下期中の承認取得を前提に販売提携先である扶桑薬品<4538>からのマイルストーン収益で約800百万円を見込んでいる。

その他の契約一時金・マイルストーン収益としては、粘膜隆起材もしくは歯槽骨再建材の事業進捗による寄与で751百万円を見込んでいる。また、2017年4月期には粘膜隆起材、創傷治癒材のCEマーキング取得も予定している。

一方、事業費用としては、製品売上高の拡大に伴い売上原価が増加するほか、研究開発費及び販管費もそれぞれ前期比で増加する見通しである。研究開発費は主に米国における止血材の治験費用及び欧州におけるその他パイプラインの治験費用などが含まれている。また、販管費の増加は子会社における人員増及び製品売上高の拡大に伴う販売費用の増加を見込んでいるためである。

(2) 2018年4月期業績

2018年4月期の事業収益の内訳は、止血材の製品販売で9,090百万円、粘膜隆起材もしくは歯槽骨再建材の契約一時金・マイルストーン収益で751百万円を見込んでいる。止血材の製品売上高で欧州・アジアを中心として約6,500百万円となるほか、新たに承認取得が見込まれる米国市場で約2,500百万円を見込んでいる。

事業費用としては、製品売上高の拡大に伴う売上原価の増加はあるものの、研究開発費及び販管費の増加はほぼ一段落する結果、営業利益は3,010百万円となる見通しである。

なお、中国市場における止血材の展開については、現在パートナー企業を探索中であり、決定次第、治験の準備を進めていく予定となっており、2018年4月期の研究開発費に一部、中国における治験費用も織り込んでいる。

また、創傷治癒材に関しても今回の中期計画では事業収益に織り込んでいない。同社の戦略として、薬剤と混合することで同製品を高付加価値製品へと進化させていくことを基本戦略としているためである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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2015/07/14 07:43:20

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