日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は4日ぶり小幅反落、ファナックなど輸出関連が値下がり寄与上位 – フィスコ in とれまが

10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり81銘柄、値下がり138銘柄、変わらず6銘柄となった。

日経平均は4日ぶり小幅反落。前週末比12.53円安の20712.03円（出来高概算11億3000万株）で前場の取引を終えた。前週末7日の米国市場では、雇用統計の結果を受けた早期利上げ観測を背景にNYダウが46ドル安となった。為替相場がドル買い一服で1ドル＝140円台前半まで円高方向に戻していたこともあり、日経平均は106円安からスタートした。ただ、売り先行後は下げ幅を縮小する展開となり、前場の高値で取引を終えている。

値下がり寄与トップはファナック<6954>となり、日経平均を約18円押し下げた。前週末に上昇の目立った輸出関連だが、ファナックが2.1％安、2位のダイキン<6367>が3.0％安となるなど軟調に推移した。6位のブリヂストン<5108>は2.9％安。前週末に上期決算を発表しているが、同時に通期予想を修正し、営業利益見通しを従来の5190億円から5240億円へと引き上げた。ただ、市場予想の5400億円強には届かず、売り優勢の展開となった。

一方、値上がり寄与トップはKDDI<9433>、2位はソフトバンクG<9984>となり、2銘柄で約52円の押し上げ要因に。KDDIの第1四半期決算は市場予想を上回って着地した。また、3位のファーストリテ<9983>も4日ぶりに反発し、寄与度の大きい銘柄が指数を下支えした。7位の横河電<6841>は6.8%高と大幅に上昇。第1四半期決算が市場予想を上回ったほか、通期予想を上方修正している。


*11:30現在


日経平均株価　　20712.03(-12.53)

値上がり銘柄数　 81(寄与度+144.86)
値下がり銘柄数　138(寄与度-157.39)
変わらず銘柄数　　6

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 3320 123.5 +29.09
<9984> ソフトバンクG 7595 195 +22.97
<9983> ファーストリテ 56990 290 +11.38
<4452> 花王 6561 232 +9.11
<4503> アステラス薬 1948 29.5 +5.79
<4523> エーザイ 8600 143 +5.61
<6841> 横河電 1530 98 +3.85
<4911> 資生堂 3283.5 87 +3.42
<4519> 中外薬 4860 85 +3.34
<4502> 武田 6384 84 +3.30
<3382> 7&I-HD 5842 70 +2.75
<4704> トレンド 4680 70 +2.75
<3099> ミツコシイセタン 2233 64 +2.51
<2502> アサヒ 4368 60 +2.36
<2801> キッコーマン 4250 55 +2.16
<6952> カシオ 2568 50 +1.96
<7733> オリンパス 4840 45 +1.77
<3402> 東レ 1061.5 44.5 +1.75
<2802> 味の素 2825 39 +1.53
<8252> 丸井G 1595 38 +1.49

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 21535 -470 -18.45
<6367> ダイキン 8530 -266 -10.44
<6971> 京セラ 6386 -126 -9.89
<6988> 日東電 8746 -168 -6.60
<7267> ホンダ 4345 -75.5 -5.93
<5108> ブリヂストン 4602.5 -136 -5.34
<6902> デンソー 6050 -125 -4.91
<6762> TDK 8220 -120 -4.71
<5333> ガイシ 3105 -105 -4.12
<4543> テルモ 3555 -40 -3.14
<6479> ミネベア 1820 -77 -3.02
<4063> 信越化 7483 -76 -2.98
<4021> 日産化 2955 -70 -2.75
<7751> キヤノン 4010.5 -42.5 -2.50
<6770> アルプス 3795 -60 -2.36
<8035> 東エレク 6662 -55 -2.16
<8015> 豊通商 2958 -47 -1.85
<8001> 伊藤忠 1555.5 -46.5 -1.83
<1928> 積水ハウス 1850.5 -46 -1.81
<9766> コナミ 2545 -45 -1.77




＜NH＞