神戸物産 Research Memo(1):第2四半期業績は過去最高業績を更新、通期も計画を上回る可能性あり
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
神戸物産<3038>は農畜産物の生産から製造加工、小売販売に至るまで食品の製販一体の六次産業企業として国内トップ企業である。食品スーパーである「業務スーパー」をFC展開するほか、外食事業、再生エネルギー事業へと展開。M&Aにも積極的で、2013年には、ジー・テイスト<2694>をはじめ外食事業を主に展開するジー・コミュニケーショングループをグループ会社化している。
2015年10月期の第2四半期累計(2014年11月−2015年4月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.0%増の111,462百万円、経常利益が同98.0%増の4,757百万円といずれも期初計画を上回り、半期ベースで過去最高業績を更新した。主力の業務スーパー事業が客数の増加や新規出店の拡大を背景に順調に成長したことに加えて、円安の進展により為替差益やデリバティブ評価益などを計上したことが大幅増益につながった。
2015年10月通期の業績は、売上高が前期比5.1%増の225,000百万円、経常利益が同12.1%増の7,200百万円と増収増益を見込む。業務スーパー事業に関しては、5月も前年同月比8.6%増収と計画をやや上回るペースで推移しており、今後、市場環境に大きな変化がなければ、業績は計画をさらに上回る可能性があると弊社ではみている。
同社は2017年10月期に、連結売上高3,000億円、経常利益150億円を目標として掲げている。業務スーパー事業の成長に加えて、新たに2014年から新規出店した輸入食品専門店である「ガレオン」の拡大も進めていく。また、2016年春には大分県で温浴施設、北海道で商業施設や観光農園をオープンする予定で、観光事業も新たに立ち上がる見通し。メガソーラーを中心とした再生エネルギー事業も含めて事業の多角化を進めており、一段の業容拡大を目指していく方針だ。
同社は業績が順調に拡大していることを受け、2015年10月期の1株当たり配当金を期初予想の50円から80円に上方修正し、実質前期比2倍とした。今後の株主還元方針として、安定配当を基本方針に収益の拡大に合わせて着実に増配を続けていきたいとしている。
■Check Point
・業務スーパー事業は好調に推移、業界平均を上回る成長続く
・中期経営計画では17年10月期に売上高3,000億円を目指す
・業績に応じた増配対応、15年10月期予想は前期比2倍の80円配
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2015/08/10 16:03:07