ヘリオステクノ Research Memo(7):17/3期は製造装置事業のほかは、各セグメントとも増収を見込む – フィスコ in とれまが

テクニカルやファンダメンタルズなど情報満載!

フィスコ - 株式や金融市場に関する情報提供でおなじみのフィスコがとれまがにとれまが – 個人ブログがポータルサイトに!みんなでつくるポータルサイト。

とれまが > ファイナンス > フィスコ > ヘリオステクノ Research Memo(7):17/3期は製造装置事業のほかは、各セグメントとも増収を見込む

ヘリオステクノ Research Memo(7):17/3期は製造装置事業のほかは、各セグメントとも増収を見込む

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

■業績動向

(1) 2017年3月期業績見通し

2017年3月期についてヘリオス テクノ ホールディング<6927>は、売上高17,700百万円(前期比31.3%減)、営業利益1,050百万円(同11.2%減)、経常利益1,040百万円(同11.0%減)、当期純利益680百万円(同15.7%減)を予想している。

上期(第2四半期累計期間)と下期で若干様相が異なるので注意が必要だ。上期は増収減益予想となっている。売上高は製造装置事業の豊富な受注残やランプ事業を始めとする全社的な売上増によって前年同期比21.0%増が予想されている。しかし利益面では、前期には利益率が高い配向膜製造装置が集中的に計上されたのに対し、今期はそうした好採算案件の計上予定はないため、利益率が通常レベルに低下する予想となっており、その結果、営業利益は前年同期比15.8%の減益予想となっている。

下期は、前期末に中古装置移設の大型案件が計上されたことの反動減で、売上高は前年同期比52.5%減と予想されている。しかし利益面では、今下期に売上計上予定の製造装置からの利益増で補い、ほぼ前下期並みの利益を計上できると予想している。その結果として通期の営業利益は前期比11.2%減の1,050百万円という予想になっている。

セグメント別では、製造装置事業で前期に11,700百万円規模の大型案件が計上されたことの反動減で前期比56.2%減が見込まれるほかは、各事業セグメントとも増収を計画している。ランプ事業ではLED製品とMLS用ランプが増収のけん引役と期待されている。検査装置事業では、前期にMLSが減収となった反動で今期は大幅増収が期待されている。製造装置事業においては、現在の主力である配向膜用フレキソ印刷装置が伸び悩むものの、精密印刷機やメンテナンスサービス収入は伸びると見込んでいる。

弊社では、上記の会社予想について、利益面で保守的な印象を抱いている。売上高については、11,700百万円の大型案件を除いたベースで比較すると、2017年3月期は通常の製品・サービスで前期比約3,700百万円の増収を予想していることになる。この増収額の中身はいずれも、それぞれの事業セグメントの中で収益性の高い製品が中心となっている。ここ数年の売上高売上総利益率の推移から判断すると、2017年3月期の売上総利益率として25%~28%のレンジに落ち着くのではないかと弊社では考えている。販管費がここ数年と同様のペースでの増加にとどまれば、今期の会社予想を上回って前期比増益で着地する可能性は十分高いとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



<HN>

2016/06/10 17:18:37

人気ワード

ピックアップ商品

ライフタイムコミッション

とれまがファイナンスは、FXOnline Japan、時事通信、フィスコ、カブ知恵、グローバルインフォから情報提供を受けています。当サイトは閲覧者に対して、特定の投資対象、投資行動、運用方法を推奨するものではありません。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

とれまがファイナンスは以下のスポンサーにご支援頂いております。

IGマーケッツ証券 インヴァスト証券 ゆたか証券 カブドットコム証券 ドットコモディティオンライン 岡三オンライン証券 フォレックスドットコム

松井証券 ひまわり証券 オアンダ ジャパン FX PRIME SAXO BANK 外為ファイネスト アヴァトレード

Copyright (C) 2006-2024 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.