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エイジア Research Memo(4):主力の「WEBCAS e-mail」を中心に好調続く

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

■エイジア<2352>の業績動向

2. 事業セグメント別動向
(1) アプリケーション事業
アプリケーション事業の売上高は前年同期比15.9%増の583百万円、セグメント利益は同25.0%増の279百万円となった。EC市場の拡大やSNSの普及拡大を背景に、インターネットを活用した販促・マーケティング施策が活発化するなか、主力の「WEBCAS e-mail」を中心に売上好調が続いた。売上高の内訳を見ると、クラウドサービスが前年同期比19.5%増の417百万円と順調に拡大したほか、ライセンス販売が同42.6%増の67百万円、ライセンス保守が同19.5%増の98百万円といずれも2ケタ増収となった。

クラウドサービスの伸びが鈍化したように見えるが、これは高額の初期費用売上を計上できるSaaS型クラウド案件がライセンス販売に切り替わったため。ライセンス販売では約40百万円の増収要因となっている。同社が最も注力するSaaS型クラウドサービスの月額利用料収入だけで見ると前年同期比22.7%増と高成長が続いている。

セグメント利益率は前年同期の44.5%から48.0%と大きく上昇したが、これは高採算案件を売上計上できたことに加えて、SaaS型クラウドサービスの導入プロセスを標準化したことで、生産性が向上したことも要因となっている。

なお、2018年3月期第2四半期累計期間における製品開発状況は、主力製品である「WEBCAS e-mail」のほか、LINEビジネスコネクトの新APIに対応した「WEBCAS taLk」、「WEBCAS CRM」のバージョンアップを実施した。また、マーケティングオートメーションツールとなる「WEBCAS Auto Relations」の次期バージョンについては、2018年3月のリリースに向け開発を進めている段階にある。

クラウドサービスについては新規顧客獲得を推進するため、WEBCAS製品サイトを2017年7月にフルリニューアルし、SEO対策を強化した。この効果によってリード(新規問合せ)件数も増加し、売上増に寄与したと見られる。また、トピックスとしては2017年3月よりカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)の子会社で、Tポイント会員を中心にデータベース・マーケティング事業を展開するCCCマーケティング(株)が新たな顧客として加わったことが注目される。Tポイント会員6,277万人(2017年4月時点)に対して、販促メールの配信を行う「WEBCAS e-mail」のほかアンケート作成及びキャンペーンサイトへの誘導を行う「WEBCAS formulator」の提供を開始している。1日1,000万通のメール配信性能と100万件のキャンペーン受付性能に応えられるだけの高い技術力を持つ製品として、多数の会員を抱える大手企業から評価された意義は大きく、今後の販促活動にも好影響を与えるものと同社では見ている。

(2) コンサルティング事業
主に子会社のFUCAが担うコンサルティング事業の売上高は前年同期比49.7%増の124百万円、セグメント利益は5.6百万円(前年同期は0.8百万円の損失)と黒字に転換した。なお、FUCAののれん償却費として1百万円が含まれている。

売上高は、FUCAが前下期に受注した大型のWeb制作案件が高水準で推移したことでデザインサービスが前年同期比74.7%増と大きく伸長したほか、メールコンテンツの企画・制作を主としたコンサルティングサービスも同36.9%増と好調に推移した。利益面では増収効果に加えて売上総利益率の改善が進んだことが増益要因となっている。ただ、セグメント利益率では4.5%と主力のアプリケーション事業と比較するとまだ低い。労働集約的なビジネスが主力となっているためだが、今後は付加価値の高いコンサルティングサービスなどをいかに拡大していくことができるかが、利益率向上のポイントとなる。

(3) オーダーメイド開発事業
オーダーメイド開発事業の売上高は前年同期比9.6%減の9百万円、セグメント利益は同62.4%減の1.3百万円となった。社内の開発リソースを自社製品の開発に集中させており、新規受注活動を積極的に展開していないことが減収減益要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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2017/12/15 16:37:07

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