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エネクス Research Memo(1):外部環境の好転と自助努力で業績は順調に進捗。成長投資の進捗状況に注目

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

■要約

伊藤忠エネクス<8133>は伊藤忠<8001>グループ内でエネルギー分野の中核を担うエネルギー商社。産業向けから最終消費者向けまで、石油製品、LPガスを中心に幅広い事業を展開してきた。近年は電力の販売でも存在感を増している。

1. 外部環境の好転と自助努力の相乗効果で利益面では上半期ベースの過去最高を更新
同社の2018年3月期第2四半期決算は、売上高507,990百万円(前年同期比8.9%増)、営業活動にかかる利益9,421百万円(同21.5%増)と増収増益で着地した。外部環境の好転と自助努力とが重なった結果、利益面では上半期ベースの過去最高を更新した。今第2四半期は生活エネルギー・流通部門において外部環境好転(ガソリン価格上昇、市況安定)と自助努力(不採算CSの閉鎖等)とのマッチングで収益改善がとりわけ顕著だった。

2. 2ヶ年中期経営計画『Moving 2018』は順調に進捗中。成長に向けた設備投資が注目点
同社は2ヶ年中期経営計画『Moving 2018』に取り組んでいるが、そこでは将来の成長に向けた足場固めに力点が置かれている。換言すれば成長のための投資だ。2年間で450億円の設備投資を計画しており、2018年3月期は192億円を計画している。今第2四半期においては141億円を実施し、通期計画に対する進捗率は約73%に達した。内容はLPガス事業の大型事業統合や熱供給設備の能力拡大などだった。今下期以降も設備投資の進捗は大きな注目点であり、とりわけ、成長分野である戦力事業の電源開発に注目していきたい。

3. 2018年3月期通期は予想に対して上振れの可能性が大きいが、油断はできない
2018年3月期通期は、今第2四半期までの業績の進捗度が高いことから、上振れ期待が高まりつつある。弊社もその点については同感だが、一方で油断できない要素が各事業セグメントに存在していることには注意が必要だ。2019年3月期については、今の事業環境が続くとするならば増収増益を期待できるが、現在の事業環境が厳しくなる可能性が出てきているのも現実だ。現時点では『Moving 2018』で掲げる業績計画の線を基本シナリオとしておくことが最も妥当だと弊社では考えている。

■Key Points
・『Moving 2018』では次の飛躍に向けた足場固めに注力
・成長戦略としての設備投資及び資産の入替の進展が注目点。今第2四半期は順調な進捗
・今通期は会社予想に対して上振れで着地の可能性が高いとみるが、リスク要因も存在していることに注意が必要

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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2018/01/05 15:01:00

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