日経平均寄与度ランキング（前引け）～　日経平均は急落、ファーストリテとファナックで約107円押し下げ – フィスコ in とれまが

23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり4銘柄、値下がり221銘柄、変わらずなしとなった。

日経平均は急落。前日比764.07円安の20827.92円（出来高概算8億4000万株）で前場の取引を終えた。22日の米国市場でNYダウは大幅続落し、724ドル安となった。トランプ大統領が中国製品への関税策に署名したことなどから、日中貿易摩擦への警戒感が強まった。また、マクマスター大統領補佐官の解任と後任人事が伝わったこともあり、朝方には一時1ドル＝104円台まで円安が進んだ。こうした流れから本日の日経平均は403円安でスタートすると、前場には20745.51円（同846.48円安）まで下落する場面があった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約107円押し下げた。ファーストリテは4.3％安、ファナックは4.0％安で前場を折り返しており、指数寄与度の大きい値がさ株の下げが目立った。日経平均構成銘柄の下落率トップは荏原<6361>で6.9％安、同2位は日立建<6305>で6.8％安だった。日立建などは中国関連株として米中貿易摩擦への懸念が売りを誘った面もあるようだ。

一方、値上がりしたのはJT<2914>など4銘柄にとどまった。JTは前日に昨年来安値を大きく更新したが、本日は売りが一巡すると買い戻し優勢となった。関西電<9503>は25日線をサポートに反発した。バリュエーション面での割安感に加え、今後の増配に対する期待などが支えとなっているようだ。


*11:30現在


日経平均株価　　20827.92(-764.07)

値上がり銘柄数　　4(寄与度+1.07)
値下がり銘柄数　221(寄与度-765.14)
変わらず銘柄数　　0

○値上がり上位銘柄
コード 　銘柄 　 　 　 　直近価格 前日比 寄与度
<2914> JT 　 　 　 　 　 2862.5 　26.5　+0.98
<9503> 関西電 　 　 　 　1326.5 　19.5　+0.07
<9531> 東ガス 　 　 　 　　2743 　 1.5　+0.01
<9412> スカパーJ 　 　 　 　480 　 　1　+0.00

○値下がり上位銘柄
コード 　銘柄 　 　 　 　直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 　　40500　-1820 -67.53
<6954> ファナック 　 　 　25790　-1075 -39.89
<9984> ソフトバンクG 　 　 8149 　-354 -39.41
<8035> 東エレク 　 　 　　20370 　-975 -36.18
<4543> テルモ 　 　 　 　　5320 　-280 -20.78
<4063> 信越化 　 　 　 　 10635 　-560 -20.78
<6971> 京セラ 　 　 　 　　5775 　-279 -20.71
<6367> ダイキン 　 　 　　11465 　-525 -19.48
<6762> TDK 　 　 　 　 　　9440 　-440 -16.33
<9433> KDDI 　 　 　 　 　 2664 　 -64 -14.25
<9735> セコム 　 　 　 　　7545 　-313 -11.61
<6098> リクルートHD 　 　2490.5 -102.5 -11.41
<7267> ホンダ 　 　 　 　　3516 　-148 -10.98
<6988> 日東電 　 　 　 　　7809 　-291 -10.80
<9766> コナミHD 　 　 　 　5240 　-290 -10.76
<6305> 日立建 　 　 　 　　4005 　-290 -10.76
<4704> トレンド 　 　 　 　5930 　-290 -10.76
<9613> NTTデータ 　 　 　　1072 　 -48　-8.91
<4519> 中外薬 　 　 　 　　5400 　-240　-8.91
<8028> ユニー・F 　 　 　　8370 　-230　-8.53



＜AK＞