ＲＩＺＡＰーＧ Research Memo（6）：“スポーツ”と“食”の2大市場への本格進出を表明 – フィスコ in とれまが

■中長期の成長戦略の進捗状況

1. 今第3四半期の進捗と展開
RIZAPグループ<2928>が中期経営計画『COMMIT2020』を掲げて2021年3月期において売上高3,000億円、営業利益350億円を目標としていることや、その実現に向けた様々な取り組みについては、弊社はこれまでレポートで繰り返し紹介してきた。今第3四半期においても新たな展開が発表されている。

今第3四半期において発表されたのは、スポーツ市場と食市場という2大成長分野への本格進出だ。スポーツと食はともに、同社の事業領域と密接にかかわる分野で、「今更なにを？」と感じる向きもあるだろう。新たな取り組みについてのキーワードは「マネタイズ」（収益化）だと弊社では理解している。これまでも同社は、常に“収益貢献”を意識してスポーツ及び食の領域と関わってきた。今回改めてこの2つの領域をクローズアップしたのは、これまでよりもはるかに大きな規模感で、かつ、収益についての貪欲さをもって、これらの市場に関与していくことを表明したものと弊社では考えている。

現時点では大枠の方針にとどまっており、具体的な動きはこれから徐々に明らかになっていくと弊社ではみている。これまでの実績として、数々のM&Aや提携を実行してきた同社だけに、どのような具体策が発表されてくるか、期待を持って見守りたいと考えている。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　浅川　裕之）



＜TN＞