概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続落、前半はプラス圏でもみ合ったが終盤にマイナス圏に転落した
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【ブラジル】ボベスパ指数 60644.24 +0.65%
6日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比389.90ポイント高(+0.65%)の60644.24で取引を終えた。60723.99まで上昇した後、一時60070.31まで下落した。
原油相場の上昇を受け、ウエートの高い石油・ガス大手ペトロブラス(PERT4)などに買いが継続し、指数の上げを主導した。国内では、構造改革に対する期待が高まっていることが引き続き支援材料。ただ、翌7日に米雇用統計の発表を控え、米金融政策を見極めたいとのムードが強まり、指数は積極的な上値を追う展開はみられなかった。
【ロシア】MICEX指数 1983.88 +0.41%
6日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比8.03ポイント高(+0.41%)の1983.88で取引を終了した。1983.88から1967.75まで下落した。
原油価格の上昇が支援材料となり、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。来週トルコのイスタンブルで開催する世界エネルギー・サミットでは、ロシアと石油輸出国機構(OPEC)が原油生産量の凍結をめぐり、正式な会合を開催するとの観測が原油相場を押し上げたもようだ。一方、指数の上値は重い。2016年の予算について、政府が約7000億ルーブル(約1兆1690億円)の支出をカットする方針を示したことが足かせになった。
【インド】SENSEX指数 28106.21 -0.41%
6日のインドSENSEX指数は続落。前日比114.77ポイント安(-0.41%)の28106.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同34.40ポイント安(-0.39%)の8709.55で取引を終えた。
前半はプラス圏でもみ合ったが、終盤にマイナス圏に転落した。米利上げ懸念がやや高まっていることを受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。また、欧州中央銀行(ECB)が実施している来年3月末までの量的緩和(QE)について、縮小を開始することで検討されているとの報道も足かせとなった。
【中国本土】
休場
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2016/10/07 10:05:23