概況からBRICsを知ろう～インドSENSEX指数は強含み、アジア市場が堅調な値動きを示したことを受けインド株も連れ高 – フィスコ in とれまが

【ブラジル】ボベスパ指数　61985.91　+0.05％
23日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比31.44ポイント高（+0.05％）の61985.91で取引を終えた。62046.15まで上昇した後、一時61233.53まで下落した。

鉄鋼大手メタルルジカ・ゲルダウ（GOAU4）などの大幅上昇が指数をサポートした。鉄鋼価格の先行き見通しに対するポジティブな見方が支援材料。また、鉄鉱石大手ヴァーレ（VALE3）も続伸した。一方、指数の上値は重い。通貨レアルが米ドルに対して急落したことが圧迫材料となった。また、景気回復の遅れ観測も引き続き嫌気された。

【ロシア】MICEX指数　2085.75　+0.95％
23日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比19.57ポイント高（+0.95％）の2085.75で取引を終了した。2085.75から2066.18まで下落した。

通貨ルーブル安の進行に伴う輸出銘柄への買いが広がったことが指数をサポートした。また、景気の回復観測も引き続き支援材料。一方、欧米との関係がこう着していることが引き続き足かせとなった。

【インド】SENSEX指数　26051.81　+0.35％
23日のインドSENSEX指数は強含み。前日比91.03ポイント高(+0.35％)の26051.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同31.00ポイント高(+0.39％)の8033.30で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った。アジア市場が堅調な値動きを示したことを受け、インド株も連れ高となった。また、政府が貧困層に向けた低金利ローンの提供について、準備を進めているとの報道も支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数　3241.14　-0.22％
23日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.21ポイント安（-0.22％）の3241.14ポイントと3日ぶりに反落した。

高値警戒感が重し。上海総合指数は前日までの続伸で、約10カ月半ぶりの高値圏に達していたため、利食い売り圧力が強まった。市場活性化や政策に対する期待感などで、指数は小高く推移する場面がみられたものの、終盤に入りマイナスに転じている。




＜NH＞