日経平均は大幅続落、保険や証券、銀行といった金融セクターの一角が小じっかり
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日経平均は大幅続落。211.97円安の21268.93円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えた。19日の米国市場ではNYダウが335ドル安となった。フェイスブックによる情報漏洩問題を巡り、欧米議会で調査を求める動きが活発化。他のハイテク企業でも起こり得るとの懸念も強く、ハイテク株を中心に売りが先行した。また、中国との貿易摩擦問題への懸念も不安視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の21120円となり、これにサヤ寄せする格好から日経平均は21300円を下回った。
円相場が1ドル106円台と円高が一服する中、前場半ばには一時21300円を回復する場面もみられた。しかし、祝日を控えているほか、連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるFF金利誘導目標を引き上げる見込みであり、2018年の利上げ見通しを引き上げるかどうかを見極めたいとするムードも強い。そのため、戻りも鈍く、21300円を挟んでのこう着が続いている。
午後は日銀のETF買い入れへの思惑のほか、祝日前でのポジション調整を伴う買い戻しも意識されやすく、下げ渋る動きが期待されるところである。ただし、指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、資生堂<4911>、日東電<6988>が重しとなっており、大きなリバウンドは期待しづらい。ただ、ディフェンシブ寄りではあるが、保険や証券、銀行といった金融セクターの一角が小じっかりであり、米利上げ加速への思惑等から、買い戻す流れが意識されそうである。
また、昨日下げのきつかった中小型株だが、一先ず下げ渋る動きをみせているものの、昨日の下落に対する需給懸念も燻るなか、引けにかけて一方向にトレンドが振れやすい点は警戒しておきたい。
(村瀬智一)
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2018/03/20 12:15:25