日経平均は反発、後場もETF買い入れで意外と強含みか
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日経平均は反発。80.52円高の21461.49円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えた。21日のNY市場はFOMC発表後に一時上昇したものの、引けにかけて上げ幅を縮小し下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比でマイナスだったが、一先ずFOMC通過によるアク抜けが意識された。その他、原油先物相場の上昇のほか、20日のNY市場の上昇等もあり、小動きで始まった。その後のじり高基調が続く中、先物主導によるインデックス売買が押し上げる格好となり、一時21577.57円まで上げ幅を広げる局面もみられた。ただ、国内政治リスクへの警戒や為替の円高基調が重しとなり、前引けにかけてはやや上げ幅を縮めている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、石油石炭、サービス、機械、精密機器、その他製品がしっかり。一方で、空運、証券、保険、鉄鋼、電力ガスがさえない。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>が押し上げている。
日経平均は自律反発となったが、先物主導のインデックス売買が中心であり、上昇の割には値下がり数が上回っており、手掛けづらさがうかがえる。日経平均は5日線に上値を抑えられている。ただし、TOPIXは小幅ではあるがマイナスとなっており、後場は日銀のETF買い入れが需給面での下支えになろう。祝日前の日経平均についても、午後に下げ幅を縮めているが、ETF買い入れが支えた格好だった。そのため、不安定な相場展開ながらも、日経平均は意外に強含みとなる可能性が高そうだ。
物色は指数インパクトの大きいファーストリテ、ファナック等の値動きをみつつ、配当志向の物色といったところだろう。資源価格の上昇を背景に、商社株等の押し目も意識しておきたいところである。
(村瀬智一)
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2018/03/22 12:25:35