後場に注目すべき3つのポイント~元相場の調整はほぼ終了との見解、素材・資源セクターへの見直しを意識
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・元相場の調整はほぼ終了との見解、素材・資源セクターへの見直しを意識
・ドル・円は124円40銭付近、人民元切り下げの影響を意識
・本日はラオックス<8202>、ミクシィ<2121>など決算発表
■元相場の調整はほぼ終了との見解、素材・資源セクターへの見直しを意識
日経平均は反発。85.74円高の20478.51円(出来高概算12億7000万株)で取引を終えた。米国市場が下げ渋りをみせるなか、日経平均も小動きで始まると、直近の急落に対する自律反発の流れをみせた。市場の関心が集まっていた人民元基準値については、対ドルで1.1%引き下げており、3日連続の引き下げを受けて売り仕掛けの動きもみられた。
ただし、先物主導で大きく振れた日経平均は、人民元基準値の発表後3分間で200円超変動し、日中の高安をつけている。引き下げ幅が小幅だったこともあり、ショートカバーの流れに向かわせており、その後は20500円手前でのこう着が続いている。
セクターでは海運、鉱業、電力ガス、医薬品、倉庫運輸、非鉄金属、繊維などが上昇。一方で、銀行、証券、情報通信、その他金融、空運、ゴム製品などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の6割を占めている。
日経平均は自律反発をみせているが、25日線辺りで強弱感が対立している。同線での攻防については突破に向かわせる手掛かり材料もなく、上値が重いとみる向きはなさそうだ。一目均衡表では雲上限レベルでの踏ん張りをみせており、一先ず小休止といったところである。
中国人民銀行は、元相場の調整はほぼ終了との見解を示しているようである。中国景気の先行きに対する不透明感は強いものの、先行して売られていた鉄鋼株や非鉄株といった素材・資源セクターなどは、見直しを意識したスタンスになろう。インバウンド関連についてはラオックス<8202>など、需給妙味の大きい銘柄等に絞られよう。その他、ミクシィ<2121>の決算を控え、ボトム圏からのリバウンドを意識した動きがみられるかが注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は124円40銭付近、人民元切り下げの影響を意識
ドル・円は124円40銭付近で推移。3日連続の人民元切り下げの影響が意識されている。
ドル・円は前日海外市場で125円前半から大きく売られ、123円80銭台まで下げた。その後は底堅く推移し、きょうの東京市場午前の取引では124円40銭台に戻した。
引き続き米利上げ期待を背景に買いは入りやすいとみられる。ただ、具体的なドル買い材料が乏しいことや日経平均株価が伸び悩んでいることから、リスク選好的なドル買いが続いていないもよう。このため上昇も小幅にとどまっている。
足元では、人民元相場の軟調推移が意識されており、一部でリスク回避的なドル売りが観測される。午前の取引で3日連続の人民元切り下げが伝わると、一時124円07銭まで値を下げる場面もあった。
12時20分時点のドル・円は124円40銭、ユーロ・円は138円56銭、ポンド・円は194円35銭、豪ドル・円は91円86銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・日経平均はFリテ<9983>が50円押し上げ、ソフトバンクG<6954>が27円押し下げ
・インバウンド関連は短期的なリバウンドに関心が向かう可能性
・本日はラオックス<8202>、ミクシィ<2121>など決算発表
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・15:00 独・7月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.2%、速報値:+0.2%)
<SY>
2015/08/13 12:29:54