USS Research Memo（3）：利益ベースでは会社計画を上回り、4期連続で過去最高を更新 – フィスコ in とれまが

■業績動向

(1) 2015年3月期の業績概要

ユー・エス・エス<4732>の5月13日付で発表された2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.7%減の67,466百万円、営業利益が同2.2%増の33,411百万円、経常利益が同2.3%増の34,027百万円、当期純利益が同8.5%増の21,661百万円となった。売上高は中古自動車等買取販売事業の低迷により微減収となったものの、利益ベースではオートオークション事業やその他の事業が堅調に推移したことで増益を維持し、会社計画を若干上回る格好で着地した。なお、利益ベースではいずれも4期連続で過去最高を更新したことになる。

営業利益の主な増益要因としては、オークション事業における出品台数の増加や廃自動車リサイクル事業の増益、商品売上原価の減少に加えて、人件費や租税公課、販促費等の販管費が減少したことが寄与した。一方、減益要因としては、中古自動車等買取販売事業の減収に伴う利益減が挙げられる。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）



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