日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に6日続落、ファーストリテ1銘柄で約55円押し下げ
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5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり7銘柄、値下がり217銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅に6日続落。4日の米国市場では、先週の大幅上昇を受けた利益確定売りが先行したうえ、軟調な原油や商品相場も重しとなり、NYダウは55ドル安となった。こうした流れを受けて、日経平均は79円安からスタートすると、寄り付き後に節目の16000円を割り込んだ。為替市場では1ドル=110円台まで円高が進み、日経平均は下げ幅を拡大する展開となった。大引けにかけて一時15698.55円(前日比424.72円安)まで下落する場面があった。東証1部銘柄の97%が下落する全面安の展開となった。
大引けの日経平均は前日比390.45円安の15732.82円となった。東証1部の売買高は22億3387万株、売買代金は2兆2797億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、銀行業や鉱業が4%超下げたほか、証券、海運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、水産・農林業は小幅な下げにとどまった。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり、1銘柄で日経平均を約55円押し下げた。前日に発表した国内ユニクロの3月既存店売上高は前年同月比0.3%減となり、3ヶ月ぶりのマイナスに転じた。株価は大引けにかけて弱含み、4.2%安で本日の取引を終えた。日経平均構成銘柄の下落率トップはトクヤマ<4043>で7.6%安。借入契約の財務制限条項への抵触解消を受けて直近で買われた反動もあったようだ。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となった。月内にも人工知能(AI)を活用した企業向けのサイバー攻撃対策サービスを始めると報じられている。また、2月に発表した自社株買いが需給面の支援材料として意識されたようだ。ソニー<6758>は円高・ドル安がプラス要因となることから買いが入った。日経平均構成銘柄の上昇率トップは前引け時と同様に東洋紡<3101>で6.0%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 15732.82(-390.45)
値上がり銘柄数 7(寄与度+9.16)
値下がり銘柄数 217(寄与度-399.61)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 5505 56 +6.59
<6758> ソニー 2882.5 22 +0.86
<2871> ニチレイ 914 13 +0.51
<1332> 日水 584 12 +0.47
<3101> 東洋紡 177 10 +0.39
<4506> 大日住薬 1289 6 +0.24
<1333> マルハニチロ 2165 25 +0.10
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 32020 -1390 -54.52
<6954> ファナック 16350 -525 -20.59
<9433> KDDI 2908 -87.5 -20.59
<6971> 京セラ 4606 -109 -8.55
<9735> セコム 7907 -214 -8.39
<8035> 東エレク 6682 -203 -7.96
<7203> トヨタ 5439 -186 -7.30
<4324> 電通 5330 -170 -6.67
<6902> デンソー 3958 -151 -5.92
<4901> 富士フイルム 4100 -151 -5.92
<4704> トレンド 3780 -150 -5.88
<7733> オリンパス 4075 -150 -5.88
<4063> 信越化 5570 -143 -5.61
<9613> NTTデータ 5390 -140 -5.49
<7267> ホンダ 2839.5 -70 -5.49
<4452> 花王 5598 -137 -5.37
<7270> 富士重 3514 -136 -5.33
<5108> ブリヂストン 3840 -129 -5.06
<7269> スズキ 2796.5 -121 -4.75
<6988> 日東電 5809 -116 -4.55
<NH>
2016/04/05 16:33:37