概況からBRICsを知ろう～ロシア株式市場は続落、ユーロ離脱懸念より売られる – フィスコ in とれまが

【ブラジル】ボベスパ指数　52343.71　+0.37％
7日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比194.34ポイント高（+0.37％）の52343.71で取引を終えた。51129.79まで下落した後、52387.82まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは31、値下がりは33、変わらず2であった。

欧州連合(EU)がギリシャに、取り敢えず短期的な支援を承認するとの観測浮上などから、米国株価指数、NY原油先物(時間外取引)が反発したことで、ブラジル株も終盤に上昇に転じた。石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が株高となり、ボベスパ指数の上昇をけん引する形になったもよう。

【ロシア】MICEX指数　1614.14　-0.44％
7日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比7.13ポイント安（-0.44％）の1614.14で取引を終了した。1629.58から1606.40まで下落した。

ギリシャのデフォルト、ユーロ離脱懸念から欧米株安となったことが、引き続き新興国ロシア株の売りになった。この日開催のユーロ圏の緊急財務相会合と首脳会議に注目が集まったが、財務相会合ではギリシャの新提案が示されず、8日に持ち越された(電話会合開催へ)。また、ブレント原油先物が一時55.10ドルまで下落したことも、売りにつながった。

【インド】SENSEX指数　28171.69　-0.13％
7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比37.07ポイント安（-0.13％）の28171.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.13％（11.35ポイント）安の8510.80で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は終盤に売りに押された。ギリシャ不安が解消されていないことや、欧州市場が軟調に推移していたことなどが警戒されたほか、中国本土市場の下落も気がかり材料。また、連日の上昇で足元での高値警戒感から利益確定売り圧力も高まった。

【中国本土】上海総合指数　3727.12　-1.29％
7日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比48.79ポイント安（-1.29％）の3727.12ポイントと反落した。一時は5％ほど下落している。

マーケットの先行きが不安視される。当局の株価対策は効力が乏しいとの見方が浮上するなか、投資家のセンチメントが悪化した。レバレッジ解消に伴う売り圧力も残る。一部のブローカーは、「信用買い残はピークからは減少しているものの、なお高水準」と指摘している。




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