概況からBRICsを知ろう～上海総合指数は小幅ながら値上がり、戻り待ちの売りをこなし買われる展開 – フィスコ in とれまが

【ブラジル】ボベスパ指数　50561.53　+1.01％
1日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比506.26ポイント高(+1.01％)の50561.53で取引を終えた。49360.87から50767.88まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは47、値下がりは12、変わらず2であった。

この日発表の中国の官製の3月製造業PMIだけでなく、民間の3月財新製造業PMIが上振れで改善したことを好感して、先行き需要増の期待から鉄鉱石価格が上昇。それを受けて、ブラジルの資源や鉄鋼関連株が大幅高となり、ボベスパ指数を押し上げたとの見方。この日発表のブラジルの2月鉱工業生産は落ち込んだが、3月貿易収支は黒字が拡大、3月製造業PMIも少し持ち直した。

【ロシア】MICEX指数　1856.77　-0.77％
1日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比14.38ポイント安(-0.77％)の1856.77で取引を終了した。1861.49を高値に、一時で1833.61まで下落した。

サウジアラビアのムハンマド副皇太子が、「イラン、ロシア、ベネズエラを含むすべての国が増産凍結を決定するならば、われわれも参加する」と発言。増産凍結は困難との見方からブレント原油先物が一時38.55ドルまで急落し、ロシア株を強く圧迫した。この日発表のロシアの3月製造業PMIが48.3まで落ち込んだことも売り材料になった。

【インド】SENSEX指数　25269.64　-0.28％
1日のインドSENSEX指数は小幅反落。前日比72.22ポイント安(-0.28％)の25269.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.35ポイント安(-0.33％)の7713.05で取引を終えた。

取引開始後に売りが優勢となったが、引けにかけて下げ幅は縮小した。日本、香港、
韓国などはさえない展開となったが、中国本土株は小幅高となり、インド株の売り圧
力は多少緩和された。

【中国本土】上海総合指数　3009.53　+0.19％
1日の上海総合指数は小幅ながら値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.61ポイント（0.19％）高の3009.53ポイントと3日続伸した。

戻り待ちの売りをこなし買われる展開。節目の3000ポイント台回復で上海総合指は高値警戒感で中盤まで売られたものの（上海総合は一時1.59％安）、引けにかけて買い戻しが入った。政府系ファンドの買い支え期待などが続いている。



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