概況からBRICsを知ろう～ロシア株式市場は小反落、。米長期金利の上昇を受ける – フィスコ in とれまが

【ブラジル】ボベスパ指数　83621.95　-3.37％
17日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2915.02ポイント安(-3.37％)の83621.95で取引を終えた。86536.52から83377.38まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。2018年の成長見通しが下方修正されるとの観測が嫌気された。地元メディアによると、政府は今年の成長予想をこれまでの3.0％から2.5％に引き下げる可能性があるという。1-3月期の経済指標が予想を下回ったことが背景にある。外部環境では、米長期金利の上昇や米中の貿易摩擦が再び激化するとの懸念が圧迫材料となった。

【ロシア】MICEX指数　2323.51　-0.64％
17日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比14.88ポイント安(-0.64％)の2323.51で取引を終了した。2346.04から2323.51まで下落した。

朝方はプラス圏で推移したが、その後は弱含みの展開を示した。米長期金利の上昇を受け、ロシアからの資金流出懸念が強まった。また、米ロ関係の悪化懸念が再び高まっていることも圧迫材料となった。

【インド】SENSEX指数　35149.12　-0.67％
17日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比238.76ポイント安(-0.67％)の35149.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.40ポイント安(-0.54％)の10682.70で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏で推移した。米印の貿易摩擦が高まるとの懸念が指数の足かせとなろう。米国がインド産エビに対し、非関税障壁を導入した。米国はインドの最大水産物の輸出国となり、年間の輸出額は約50億米ドルだと報告されている。また、外国人の売り継続や通貨ルピー安の進行なども引き続き圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数　3154.28　-0.48％
17日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.28ポイント安（0.48％）の3154.28ポイントと続落した。

直近で上げの目立った銘柄群が売られ全体相場の重しとなった。なかでも、医薬株がさえない。上海医薬（601607/SH）が3.2％安、広州白雲山医薬集団（600332/SH）が1.8％安と値を下げている。同セクターは相次ぐ産業支援策などを材料に、足元で上昇が続いていた。



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