米雇用統計控えいったんニュートラルに伴うリバランスに
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
日経平均は反落。57.70円安の20606.74円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。6日の米国市場では、メディア大手の決算などが嫌気され、NYダウは120ドルを超える下落だった。シカゴ先物清算値は大阪比10円安の20640円と小動きだったこともあり、直近の上昇に対する利益確定の売りが先行した。
決算を手掛かりとした物色が続く中、ソフトバンクグ<9984>が売買代金トップで4%超の上昇となるなど、日経平均を下支え。また、ファーストリテ<9983>が引き続き利食い優勢となる半面、トヨタ自<7203>が堅調など、内需売りに対して外需買いといったリバランスとみられる動きもみられている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに下げているが、大型株指数は小幅な下げにとどまっている。セクターでは情報通信、鉄鋼、機械、石油石炭、建設、ガラス土石などがしっかり。半面、陸運、その他金融、空運、倉庫運輸、サービス、医薬品などが利食いの流れ。
日経平均は20600円を挟んでのこう着が続いている。日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、内需売りに対して外需買いといったリバランスの動きが目立ってきている。また、米国では雇用統計を控えており、内容次第では早期利上げに対する思惑が高まりやすいことも、ポジションをいったんニュートラルとする動きに向かわせているように映る。
雇用統計待ちとなるなか、全体の方向感は掴みづらいだろう。そのため、決算を手掛かりとした個別対応での短期的な値幅取り狙いの流れが中心になりやすいと考えられる。また、ソフトバンクグ<9984>の強さが目立つが、今年に入ってレンジ内の値動きが続いており、相対的な出遅れ感は強い。強いトレンドが続くNTT<9432>辺りとのリバランスが起きてもおかしくないだろう。(村瀬智一)
<AK>
2015/08/07 12:02:56